協会５周年記念セミナー【満員御礼】
8/4、私（筆者）が代表を務める「一般社団法人日本住宅ローン診断士協会」5周年記念セミナーを開催させて頂きました。
セミナー会場は、ＬＥＣ新宿エルタワー本校で、その他、全国のＬＥＣ本校で同時生中継という初の試みでした。
新宿エルタワーは150名の席ほぼ埋まり、満員御礼でした。
ありがとうございました。
セミナーは2時間でしたが、4つの講演を盛り込んだので内容は盛りだくさんでした。
冒頭で私から挨拶をさせて頂きました。
この5年間を色々振り返ってみて、苦労しかなかった気がしますｗ
次の10周年記念に向けて、更に会員数と質を高めながら、満足度の高い資格及びビジネスモデルを提供して行きたいと思います。
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セミナー講演で、私が個人的に興味深いと感じたのが・・・
来賓でご招待した日本信用情報機構（ＪＩＣＣ）の方が講演で話されていた「ローン媒介に関する集計データ」でした。
まず、ローンの媒介業者は全国でたったの5社しか登録されていない、というデータです。
（もちろん、貸付を専業とする貸金業者でも媒介することはできます）
ＷＥＢ検索でもローンコンサルと称する会社が数多く存在するのに、たったの5社です。
無登録業者（ヤミブローカー）の多さを物語っています。
無登録業者の罰則はすごく厳しいです。
10年以下の懲役もしくは3000万円以下の罰金（法人は1億円以下の罰金）です。
人生が終わってしまうかもしれないほどリスクが高いのに、よく無登録でできるなと感心します。
よほど度胸が良いか、単なる無知か？わかりませんが・・・
摘発されないから大丈夫？とか思ってたら「突然、警察がくる」なんてこともあり得ます。
ヤミブローカーをやっている中でも、マトモな方も多いのでご注意ください。
無登録なのに、ホームページで堂々とローン仲介（コンサル）や完全成功報酬などと記載していると、「業として貸金業を営む意思がある（無登録営業）」という証拠になります。
摘発するのは簡単です。
こちらから告発すればいいので。
でも、我々はそういうことをやりたい訳ではありません。
欧米のように、日本でも健全なローン媒介業界及びインフラを構築したいだけです。
今からでも遅くはありません。
全国のヤミブローカー（無登録業者）の方々、きとんとマトモにやりましょう！
法令遵守できない人が、消費者の利益を守れるとは思えません。
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興味深かった話として、もう1つ。
ローン媒介が完了した場合、ＪＩＣＣに媒介完了の情報登録をします。
その登録件数ですが、たったの約700件という数字です。
全国でたったの700件？ →あり得ません。
（1年で情報は消えるので、おおよそ1年間の累計件数という意味です。）
住宅ローン借り換えセンター（ＪＭＰパートナーズ）は貸金業代理店登録をしてます。
なので、ＪＩＣＣにもきちんと媒介完了の登録をしてます。
この登録件数700件のうち、（数字は言えませんが）住宅ローン借り換えセンターはかなりのシェアを占めていることになります。
もしかしたら、正規の業者も登録していない？なんてこともあるかもしれません。
今後、フィンテック化が進んでいくなかで、ＩＴやＡＩ企業を中心にプレイヤーは増えると予想されます。
しかし、ローン媒介にかかる法律や帳簿など、知っているところは皆無でしょう。
貸金業に詳しい弁護士でさえもわからないと思います。
理由は、前例や監督指針がないからです。
日本貸金業協会やＪＩＣＣとも情報共有してます。
法定帳簿や運用に関する質問に対し、監督官庁でさえも吟味しながら慎重に回答している状況です。
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今後、フィンテック化が進むにつれて、規制は緩和されるでしょうか？
むしろ消費者保護の為に、規制強化の方向に行くと予想されます。
住宅ローン借り換えセンターも時代の流れにあわせ、フィンテック化に向けて準備を開始してます。
また、将来の金利上昇のステージに合わせ、ビジネスモデルも進化させて行きます。
時代の流れに乗って進化させていかなければ企業は淘汰されます。
かといって時代を先読みし過ぎても、今度はまわり（顧客）が着いてきてくれません。
フィンテック化は、こういった微妙な舵取りが求められるステージにあると思います。
なかなか難しい時代ですが、引き続き頑張りますので、皆様応援よろしくお願いします。
一般社団法人日本住宅ローン診断士協会 代表理事
株式会社ＪＭＰパートナーズ 代表取締役
望月保秀
