最近人気の住宅ローン金利タイプは?
最近人気の住宅ローンの金利タイプは?
住宅金融支援機構の調べ(平成26年5月・6月分/民間住宅ローン利用者)によると、
☑変動型 38%
☑期間固定型 30.6%
☑全期間固定型 31.4%
という統計結果です。
少し変動型の人気が高いですが、ほぼ3等分に分かれてます。
ただし、3月・4月と比較すると、変動型と期間固定型は減り、全期間固定型が増えたようです。
ちなみに、期間固定型で最も人気が高い期間は、10年固定となってます。
1年前の同時期(5月・6月)の統計では、
変動38.9%/期間固定33.5%/全期間固定27.6%と、今回の調査結果と分布はあまり変わりません。
数年前までは、変動金利が人気で50%程度のシェアを占めておりました。
全体的には、少しずつ、固定金利型(期間固定含む)にシフトしている流れのようです。
長いあいだ、超低金利が続いていたため、そろそろ金利が上がるかな?という消費者心理の高まりでしょう。
しかし、そろそろ上がるかな?と思っていた矢先に、日銀の異次元金融緩和が開始され、また金利が下がってます。
米国が量的緩和を縮小し、次の段階として利上げの準備に入ったかと思いきや、景気回復に不安があり、先送り観測も出てます。
欧州は、マイナス金利を導入してますが、日本のような超長期のデフレ化に突入しそうな雰囲気です。
全く読めません。
将来の金利推移を予想するよりも、いつか金利は上がるだろうと踏まえたうえで、金利タイプを選ぶのが良いと思います。
だからといって、固定金利が絶対に良いかと言えば、必ずしもそうとは言えません。
超低金利の変動金利のうちに、できるだけ貯蓄をするか、繰上げ返済をするなども、リスク対策の一つです。
このブログでも何度か書いてますが、35年返済でローンを借りている人は、固定金利であっても、貯蓄や繰上げ返済が必要です。
そうしないと、定年退職後にも住宅ローンが残ってしまいます。
そう考えると、金利タイプの選択とは、返済計画や貯蓄計画・資産運用などの選択とトータルで考える必要があると思います。
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