【住宅ローン】延滞したらどうなる?ー⑪【防御編】
住宅ローン借り換えセンター(運営:JMPパートナーズ)
住宅ローン再生センター(運営:プロフィットリソース)
代表の望月です。
さて、既に連載11回目となる
【住宅ローン】延滞したらどうなる?-⑪【防御編】
を書きます。
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過去の連載はこちら↓
① 延滞をそのまま放置したらどうなるのか?
② ローン見直しによる家計収支の改善方法とは?
③ リスケジュール(返済猶予)を認めて貰う方法とは?
④ 自宅を残す個人民事再生手続きのポイント
⑤ 競売と任意売却の違いとメリットとは?
⑥ サービサーに債権が売却されたらどうなる?
⑦ そのまま住み続けるセール&リースバックとは?
⑧ セール&リースバックの後、本当に買い戻しはできるか?
⑨ 支払督促を申し立てられたら、どう対応する?
⑩ 訴訟を申し立てられたら、どう対応する?
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このシリーズも、終わりに近づいてきました。
そろそろ最終章に入ります。
最終章とは言っても複数回に分けて書きます。
住宅ローンが延滞した場合の対処法について
色々と書いてきました。
後半は【番外編】として
法的手続きの対応について触れてきました。
最終章は禁じ手ともいえる
【防御編】について書きます。
**************
払いたくとも払えない・・・
債権者は和解に応じてくれない・・・
かといって自己破産もしたくない・・・
時間さえ稼げば再起できる・・・
**************
というようなケースにおいて
既に債権者に債務名義
も取られてしまっていて
いつ差押えがきてもおかしくないという
危機的な状況に陥ってしまったら・・・
この場合の防御方法について触れたいと思います。
モラル的にどうか?
法律的にどうか?
という問題はここでは置いといてください。
弱者の救済という大儀を理由に
この公式ブログに書くこともお許しください。
「借りたものは返す」は当然です。
しかし、綺麗ごとを言っている場合じゃない・・・
人生がかかっているし・・・
愛する家族も守らなければ・・・
というやむを得ない事情の場合を想定して書きます。
【注意】
あまり露骨にやり過ぎると
詐害行為(債権者を害する行為)として
債権者から訴えられる場合があります。
あくまで自己責任でお願いします。
債権者は支払督促や訴訟で
債務名義を取得したら
差押えをしてきます。
では、何を差押してくるでしょうか???
まずは「預貯金」でしょう。
現預金を押さえるのが
手っ取り早いからです。
ということで・・・
銀行やゆうちょ銀行に預けているお金は
今すぐおろしておきましょう。
定期預金や積立金があれば解約しましょう。
家族の名義の口座に移しておきましょう。
口座から公共料金等の引き落としがある場合は
どうしたら良いでしょうか?
引き落とし日の当日に入金しておきましょう。
もしくは振込で対応しましょう。
債権者が銀行口座を差押えようとする場合
〇〇銀行 〇〇支店
というように銀行名だけでなく
支店名まで特定する必要があります。
債権者は銀行や支店まで
把握してない場合が多いです。
適当に自宅の最寄の金融機関を狙ってきます。
そもそも債権者のこのやり方
(適当に、あてずっぽうで銀行を選ぶやり方)
には法律的には問題があるんじゃないかと思ってますが・・・
ですので、
どうしても銀行口座が必要な場合
自宅から離れた銀行及び支店
に口座を開きましょう。
もしくは保証人になっていない
家族名義の口座を使いましょう。
郵便貯金は注意が必要です。
ゆうちょ銀行は支店名ではなく
各地域ごとに設けられた
貯金事務センターで管理されてます。
この貯金事務センターはかなり広域です。
以下、全国に12箇所しかありません。
小樽、仙台、東京、横浜、長野
金沢、名古屋、大阪、広島
徳島、福岡、沖縄
※それぞれ管轄はゆうちょ銀行のWEBサイトで確認下さい。
ですので、
少し離れたゆうちょ銀行の
店舗を使用していたとしても
同じ地域の貯金事務センターだった場合
差押えられてしまいます。
年金は差押禁止です。
では、年金が振り込まれた
銀行又はゆうちょ銀行の口座を
差押さえられたらどうなるのでしょう?
お金に色はありませんよね?
しかし、年金には色があるんですね。
すぐに異議申立をしましょう。
年金部分につての差押えは
解除されるでしょう。
あと、債権者は(費用はかかりますが)
弁護士にお願いして
特定の銀行に口座があるかを
調べることができます。
これは弁護士会照会制度という
合法的な調査方法です。
全ての金融機関が対象ではありませんが
メガバンクやゆうちょ銀行は
調べられる可能性が高いです。
回答するかしないかは各金融機関の任意です。
個人情報保護を理由に断られる場合もあります。
ですので・・・
やはり銀行にお金を置いておくのは危険です。
銀行にお金を置いておくぐらいなら
まだ、仮想通貨に代えておく方が
いいかもしれませんね。
紙屑になるかもしれませんがw
ついでに、生命保険もついても
簡単に触れておきます。
積立型の生命保険の場合
解約返戻金という
貯蓄型の商品があります。
これも差押の対象になります。
また、この生命保険も
先程の弁護士会照会制度の調査対象です。
債権者によって
調べられてしまうリスクがあります。
銀行の定期預金などは
途中解約してもいいですが
生命保険は何かあった場合の保障ですから
簡単に途中で解約という訳にもいきません。
生命保険を解約しない場合で
解約返戻金がある場合は
契約者貸付制度を使って
限度額まで目一杯
借り入れしておきましょう。
解約返戻金の9割程度まで借りられます。
仮に差押されても解約返戻金の
1割だけが差押の対象になります。
これなら被害は最小限に抑えられます。
う~ん、どこまで書いていいのかな?
債権者から「そんなこと書くな!」
と怒られそうですw
まだ最終章は続きます。
この際なので
いろいろと書いちゃいましょう!
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