【住宅ローン】巧妙なカラクリに騙されるな!
【住宅ローン】巧妙なカラクリに騙されるな!
少し過激なタイトルですいません。
マイナス金利の影響で、住宅ローン相談の依頼が殺到し、寝る間もない・・・と言いながらも、しっかり花見には行ってお酒を飲んでいる住宅ローン借り換えセンターの望月です。
マイナス金利の影響から、フラット35(固定金利)は、1.19%と過去最低金利を更新しました!
ところがですね・・・
各銀行のホームページをみていたら、4月に入り、こっそり金利を上げているところが何行かありました。
お客様に自信を持って【ネット系にも負けない、現時点での最強商品です】と勧めようとした住宅ローン(店舗系銀行)があったのですが、4月に入り終了してました。
実は、このようにキャンペーンと称して、ぽっと出て、ぽっと消える住宅ローン商品って、結構あります。
当センターは、専門家(プロ)が、毎日、住宅ローン商品の動向や金利の推移を追ってます。
それでも、(我々専門家でも)見落としがあったり、巧妙なカラクリに気づかないことがあります。
それくらい、今の住宅ローンは複雑でわかりづらい商品構成になっているということです。
色々なカラクリがあって、これを見破るのは素人では相当時間と労力を駆使しないとまず無理ですね。
オトリ金利、エセ団信など、ちょっと言葉は悪いですが、「これ、お客さん、普通は気づかないよね」と、いつもスタッフで話してます。
オトリ金利のカラクリの最大の原因は、【店頭金利】と【引き下げ幅】という、銀行特有の表現方法です。
一般の方は「なんのこっちゃ?」という世界です。
先日、日経新聞でも記事で出てましたが、過去に変動金利で借りた人達は、みんな疑問に思っていることがあります。
今、こんなに金利が下がっているのに、なんで自分の借りているローンの金利は下がらないのか?
固定金利の方は、固定ですから金利が変わらないのは当たり前です。
しかし、変動金利は半年ごとに金利を見直しているはずです。
ところが、全然、金利が下がらない・・・
これは、店頭金利と引き下げ幅という仕組みのせいです。
→長くなるので、ここでは詳細説明は省きます。
裏を返せば、金利が上昇局面に入っても、変動金利は上がらないということでしょうか。
それな変動金利を選択しても安心ですが、世の中そんなに甘くはないでしょう。
短期金利はほぼ0%に張り付いているので、店頭金利はそのままの状態を維持してます。
しかし、一旦、日銀が利上げに踏み切れば、店頭金利は上昇します。
もう一つの視点として、店頭金利の変動幅という見方もあります。
店舗系銀行はここ数年、ほとんど店頭金利は動いてません。
→今の金利が低いのは、引き下げ幅(優遇)を大きくしているだけです。
しかし、一部のネット系銀行は、ひんぱんに店頭金利を上下させてます。
ということは、ネット系銀行は変動幅も大きい(上がるときはすぐ上がる)と、考えておくべきです。
期間固定金利も注意が必要です。
期間固定期限後の適用金利が何%になるのか?把握して借りる人はほとんどいません。
銀行のホームページを見ても、表示方法が不明瞭で、ちょっと見ただけでは理解できないからです。
固定期間経過後、変動金利に移行したとしても、その時点の変動金利が適用されるとは限りません。
期間経過後の引き下げ幅が違う場合が多いからです。
(この説明でも、なんのこっちゃ?と思っている人、多いと思います)
期間固定で、貸付時の金利が同じ銀行があったとしても、試算すると、総支払額が数百万円も変わるというケースもあります。
これも、期間経過後の適用金利の違いからきているものです。
もっとひどいのは、一定期間後(短期間)に、いきなり変動金利の引き下げ幅が縮小され、金利が上がるというローンです。
名指しは避けますが、それに気づかず借りた方は、かなり多いと思われます。
(なぜなら、色々な住宅ローン比較サイトで、ランキングの上位にくるため)
エセ団信は、おそらく販売している銀行側すら、気づいてないと思います。
(※本部で商品企画している頭の良い人達だけは知っているはず)
保険ですから、ウソの商品という訳ではありません。
ちゃんと保障はついてます。
違いは保険料と保障内容のバランスです。
A銀行の疾病団信と、B銀行の疾病団信は、中身はほぼ同じ保障なのに、なんでこんなに保険料が違うのか?
逆に、保険料が高い疾病団信を出しているが、その分、保障内容がちゃんとしているところもあります。
「ガン」とか「三大疾病」とか「八大疾病」とか、言葉だけで選んでませんか?
その病気にかかった場合、スムーズに保険金がおりる内容ですか?
もっと言えば、その保険会社は、素直に支払う保険会社ですか?
保険会社によっては、ごねてなかなか払わないことで有名なところもあるそうです(業界情報)。
住宅ローンの借り換えは、恐らく、今回、借り換えを行ったら一生のうちに2度目はないものと考えるべきでしょう。
一度、借り換えして、「あっちにしとけば良かった」と気付いても、もう遅いです。
その選択ミスのせいで、数百万円も損が出るかもしれません。
これは営業トークではありません。
プロに依頼し、助言を受け、ローン商品を選んだ方が良いと、私は自信を持って断言できます。
これだけ複雑怪奇になってくると、住宅ローンは、もう金融商品と言っても過言ではありません。
今、相談がたくさんきてますので、少しだけお待ちいただく場合があるかもしれませんが、どしどしご相談ください!
*************************
最近、住宅ローンのコンサル会社が増えてますが、エセコンサルに引っかからないようにご注意ください!
当センターは、きちんと監督官庁に登録している正規の事業者です。
なんと、国内の97%が無登録業者という恐ろしい状況ですから。