【北朝鮮核実験】国債(利回り)更に低下
【北朝鮮核実験】国債(利回り)更に低下
10年国債利回りが、6日0.250%(前日比▲0.005)に低下しました。
年初から不穏なニュースばかりが目立ちます。
現在、表面化している世界経済に影響があるリスクとは・・・
(米国)
☑米国の利上げによる世界の資金大移動の影響(未知数)
☑一強米国のドル高の影響による景気先行き不安
☑自動車ローンのサブプライムローンの増加
☑ジャンク債バブルの崩壊
(欧州)
☑欧州の景気低迷長期化
☑南欧の金融機関の不良債権処理の遅れ
(アジア)
☑北朝鮮の核実験
☑中国の急減速(元安・資本流出・不動産バブル崩壊・不良債権・過剰在庫)
☑中国減速による東アジアの景気急減速
☑中国の南シナを含む領海侵攻
(中東)
☑イランとサウジアラビアの断交(中東紛争)
☑ISなどのテロの脅威
☑原油価格の下落(中東紛争による不安定化とイランの原油増産)
(日本/直近)
☑アップル社のアイフォーン減産
☑鉄鋼などの過剰在庫
☑出口の見えない金融緩和
ざっと、思いつくものだけを上げましたが、たくさんありますね・・・
これは私の個人的意見ですが、今、最も不安を感じるのは、米国の利上げの影響です。
100年に一度と言われた2008年の「リーマンショック」から8年目になります。
2000年に米国のITバブル崩壊で、世界同時金融緩和が実施されました。
その8年後にリーマンショックが発生した訳ですが、この間、わずか8年です。
(8年というサイクルも気になるところですが・・・)
リーマンショックは、米国と日本の大規模な金融緩和の副産物と言われております。
リーマンショックにより、米国と日本のみならず、欧州、中国など世界的に大規模な金融緩和が実施されました。
その副産物(ひずみ)はリーマンショック以上の衝撃をもたらす可能性があります。
米国は2000年のITバブル崩壊を受け、金利を引き下げました。
その後、リーマンショック(2008年)の4年前(2004年)に利上げをしています。
米国の利上げ(2004年)時点では、日本はまだ金融緩和中でした。
その為、日米金利差による円キャリートレードが活発化しました。
その資金が、サブプライムローン証券にも大量に流れ込んだ(バブル拡大)という経緯があります。
その後、米国の継続的な利上げにより、住宅ローン金利も上昇しました。
結果、サブプライムローン(低所得者向け住宅ローン)の破綻者が急増し、リーマンショックへと繋がりました。
リーマンショックの場合は、サブプライムローンがトリプルAなどの高格付で、証券化され世界中に流通していたという個別要因がありました。
今回は、何が不安か?
米国が今回利上げをしましたが、日本・欧州・中国は大規模な金融緩和を続行中です。
米国と金融緩和続行中の国との間に金利差が生まれるため、キャリートレードが活発化していくと思われます。
金利の低い国で低金利の資金を調達し、その資金がどのような商品に流れるのか?
世界中が金融緩和によって金余り状態なので、バブルが発生し易い環境にあります。
複数のバブルが同時に発生し、一斉に崩壊でもしたら目もあてられません。
次は、資源・商品でしょうか?為替や国債でしょうか?国家単位の崩壊でしょうかね?
不安をあおるような話ばかりですいません。
日本は企業業績が好調ですし、オリンピックも控えてますから、今のところは大丈夫でしょう。
最後にビジネスの話ですが、金利が高いときに借りた方は、早く住宅ローンの借り換えをしましょう!
低金利の恩恵を皆さん(消費者)は積極的に受けるべきです。
ご相談は、【住宅ローン借り換えセンター】まで!