住宅ローン金利 8月下げ
住宅ローン金利 8月下げ
平成27年8月のフラットの金利が下がりました。
20年以下 → 1.35%(▲0.03%)
21年以上 → 1.58%(▲0.03%)
7月の10年物国債の推移を見ておりました。
0.4%前半で落ち着いておりました。
なので、8月は現状維持か下がるだろうと予測しておりましたが、やはり下がりました。
本日の日本経済新聞に「強い米経済は幻か」という見出しの記事がありました。
米国は年内利上げを視野に入れてます。
FRB事務局が作成した2020年の経済見通しでは、潜在成長率が2%を下回る予想としてます。
2020年と言えば、5年後の予想値です。
FRB事務局作成の米国経済見通しの数字で気になったのは、2020年時点の政策金利です。
現在の米国の政策金利は、0.35%ですが、2020年予測は3.34%としてます。
5年で約3%の利上げを前提としてます。
以前のブログでも書きましたが、いつ利上げするか?
よりも、どのくらいのペースで、どこまで上げるか?の方が重要です。
日本はまだ量的緩和を継続中ですので、利上げはまだ先です。
物価2%の見通しがたてば、まず先に量的緩和を解除します。
国債買入額を減らしつつ、その後、景気動向をみて利上げします。
日本も米国と同じようなペースで利上げをするとした場合、政策金利は5年で3%上昇する、
と見ておいた方が良いということになります。
日銀が量的緩和を解除しますと、日銀の国債買入額が減ります。
長期金利=住宅ローンの固定金利が上がりはじめます。
次に、利上げ=政策金利の引き上げを行いますと、住宅ローンの変動金利が上がりはじめます。
このように、日銀の政策次第で住宅ローン金利は大きな影響を受けます。
日本もようやく景気回復に向かい、物価も徐々に上昇しはじめてます。
短期的には多少の金利の上下はあるとしても、年単位でみれば、金利は今が底ではないかと、思わざるを得ません。
住宅ローンを新規でこれから借りる方、借り換える方は、金利面だけで考えると、早い方が良さそうです。