超長期債利回り急低下
超長期債利回り急低下
ここのところ、色々なイベントがあり、株価や債券の振れ幅が大きくなっております。
まず米国が量的金融緩和を解除した後、日銀がサプライズで追加の量的緩和を実施しました。
また、政府が消費税増税を先送りし、突然、解散選挙を行うとのことで、びっくりするイベントが続いてます。
日本の足元の景気では、2期連続マイナス成長と、4月の消費税増税の影響をまだ引きずっております。
欧州も景気の下方修正で、量的緩和に踏み切るのは時間の問題だと言われております。
米国は利上げのタイミングを前倒しする可能性もあるとの観測も出てます。
住宅ローンの固定金利に影響を及ぼす日本国債の動向はどうでしょうか。
10年物国債は、横ばいの0.480%で推移してます。
一方で、超長期債の利回りが急低下しております。
これは、日銀が年限の長い国債の買い入れ額を増やしたのと、株価が下落し安全資産の国債に資金が流れるなどが原因のようです。
住宅ローン金利ですが、消費税増税を先送りした場合、次に増税の際に、経済への影響は必ず出ます。
そうなると、次回の増税前に金融緩和を解除するとは思えません。
ですので、消費税の増税を先送りした分、量的緩和解除や利上げの時期が遠のくことになると思われます。
住宅ローン金利は低く推移してくれた方が、’住宅ローン利用者としては助かります。
いずれは金融緩和を解除せざるを得ない時期は来ます。
それがいつか?ですが、かなり先になりそうな予感がします。
国内の住宅ローン残高は、現在、約180兆円あり、横ばいの状態です。
今から6年以前に借りた方の多くは、今、借り換えるとメリットがでます。
住宅ローン残高180兆円のうち、少なくとも3分の1の60兆円は借り換え対象残高と予想してます。
(計算根拠は省略)
この超低金利の恩恵を皆さんにも早く受けて頂きたいと思います。
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