欧州【長期金利】低下が日本にも波及 0.485%

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欧州【長期金利】低下が日本にも波及 0.485%

欧州(ドイツ・フランス・スペインなど)の10年物国債利回りが、相次いで過去最低水準を更新しました。

経済の先行き不安により、デフレ懸念が払拭できず、欧州中央銀行(ECB)による追加の金融緩和の観測が強まっているようです。

 

欧州の国債利回りが相対的に低くなったことにより、国際的な投資家が日本や米国に資金を移してます。

そのため、日本の10年物国債の利回りは、0.485%と、昨年4月以来の低水準となってます。

これにともない、長期金利が低下し、住宅ローン金利も下がるという構図です。




日本の国債は、日銀が受け皿となることで、低い金利を維持してます。

金融機関は、将来の国債下落リスクを考慮し、一旦は国債を大量に売りました。

しかし、資金の運用先が乏しいため、一部の金融機関ではまた買い戻してます。

そこに、今度は海外の投資家も、欧州から日米に資金異動しているため、日本(米国も)の長期金利が下がるという現象です。

 

昨日のブログでも触れましたが、9月の住宅ローン金利は、各金融機関とも過去最低水準に引き下げ方針です。

9月にまた長期金利が下がるようだと、10月の住宅ローン金利は更に下がるかもしれません。
当然、その逆もあります。

日本国債の買い手が、従来どおり、日銀含めた日本国内の投資家だけなら、比較的、価格(金利)は低位に安定しやすいです。
しかし、海外の大口投資家が日本の国債を大量に保有すると、急激な価格変動が起こるリスクがあります。
国債の利回りは、住宅ローン金利(固定金利)に影響しますので、この点も注視していきたいと思います。

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