【借地権】の住宅ローン借り換えはできるか?
【借地権】の住宅ローン借り換えはできるか?
このブログでも、過去、何度か借地権に関する借り換えをテーマに書いてます。
あえて、改めて借地権に関して書こうと思ったのは、借地権が理由で住宅ローンの借り換えをあきらめている方が結構多いからです。
借り換えで苦労されている方のほとんどの方が定期借地権です。
借地借家法に設けられた制度で、土地を貸すときにあらかじめ決めた契約期間が終了すると、借地契約が解除され、貸主に土地を返すというものです。
更新できない借地権ですので、借地の契約終了期限に近づけば近づくほど、売れにくくります。
お金を貸す側の立場からすれば、これは恐いことです。
定期借地権は新築の場合であれば、住宅ローンが借りることができます。
しかし、なぜか借り換えの場合は、金融機関は嫌がります。
別に返済期間を延長する訳ではないので、新築で貸す時とリスクは変わらないはずです。
金融機関側の批判をしても解決しないので、こういう時は、「定期借地権でも借り換えしてくれる金融機関」を探すしかありません。
東京都を例にとると、都内にある地方銀行の支店も含めると、対象金融機関は100を超えます。
これを片っ端から確認する・・・なんて非効率なことはしません。
住宅ローン借り換えセンターでは、既に対応可能な金融機関をいくつも把握してます。
では、地方の場合はどうするか?
情報がない地域の場合は、片っ端からヒアリングします(マンパワーです)。
定期借地権の場合でも、2つに分かれます。
分譲マンションか?戸建か?です。
分譲マンションの方が比較的、審査は通りやすく、戸建の方がハードルが高いです。
基本的に住宅ローン審査は借主の属性を重視します。
定期借地権というハンデがある中で、属性が高ければ個別交渉で通る場合があります。
両方にハンデがある場合は難しいです。
最近、都内の定期借地権の分譲マンションの借り換えの相談がありました。
借り換えの検討をしておりましたが、残りの借地期間が35年を切っておりました。
住宅ローンを借りる場合、35年返済で組む方が多いです。
ということは、借地期間が35年を切ると、年々、買い手候補者が減っていくということになります。
そこで、売却&買い換えを提案しました。
最近、首都圏はマンションの値段が上がってます。
正に売り時かな?という印象があります(少し、バブッてます)。
家族が増え、今のマンションが手狭になったため、賃貸物件として貸し出し、自分達は広い部屋を借りる(借家)ことも検討していたとのことでした。
今の不動産市場、借地権という制約、広い部屋への引越など、ニーズがマッチした為、売却&買い換えをすることになりました。
住宅ローン借り換えセンター(運営:JMPパートナーズ)の関連会社では、マイホーム売却センター(運営:プロフィットリソース)も運営しております。
売却も新たに購入する物件探しのお手伝いもワンストップでできます。
新たに購入する物件の住宅ローンも当然対応します。
このように、定期借地権の場合、残りの借地期間を考慮し売却&買い換えという選択肢も検討して良い場合があります。
住宅ローンの相談以外に、売却や購入の相談も受け付けておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。