保証料0円って本当にお得なの??
結婚するまで
海外旅行はおろか
飛行機にも乗った事がない
飛行機バージンだったのに
新婚旅行で
プーケットに行っていらい
「わたしって海好きじゃん!!」
なんて似つかわしくない(笑)
言葉を発する嫁さんを持つ
タチバナです。
さて住宅ローン選びのはなし
『 保証料0円 』の銀行がいいんです!なんて
お客様から要望をいただくことが
よくあります。
『 保証料0円 』って
お得感満載ですよね?!
お金が掛かるよりも
掛からない方が良いですもんね?!
でも鵜呑みにする前に
すこし注意してくださいね。
『 保証料0円 』には
実は
保証料はかからないけど・・・○○
みたいなオチがあります。
そもそも保証料というのは
住宅ローンの 『 保証人 』 を立てる代わりに
保証会社を使って保証してもらう
そのための費用です。
もしもローン返済が滞ったときに
債務を保証会社に保証してもらう
つまり『 保証人料 』ということですね。
この保証会社の保証があるので
銀行は住宅ローンを貸してくれます。
ちなみに返済が滞った
いざという時は
お客様のかわりに
保証会社が銀行に
返済してくれます。
ただし
債務が銀行から保証会社へ
移るだけなので
お客様の債務がなくなるわけではなく
当然保証会社から請求がきます。
つまり『 保証料 』というのは
いざという時
お客様を助けるための費用ではなく
銀行を助けるための費用
ということになります。
なお 『 保証料 』 は
借りる金額×返済期間で計算するので
金額が多く、期間が長いと
高くなります。
住宅ローンで4000万円を
35年の返済期間で借りた場合
だいたい80万円ぐらい!
結構な金額ですね。
この保証料が 『 0円 』 になるなら
それはとっても 『 お得 』 ですよね!
いまどき 『 保証人 』 を求める銀行はほとんどなく
ほとんどの銀行で保証会社を使っています。
なので『 80万円 → 0円 』
こんなお値引きのイメージですが
実は違います。
銀行の中には
そもそも保証会社を使わない銀行が
あるんです。
当然
保証会社を使わないので
保証料は掛かりません。
なので
『 保証料0円 』なんです。
保証会社を使わずに
保証料も掛からないなら
とってもお得!
って思いますよね。
ところが
オチがあります。
保証料は掛かりませんが
その分
事務手数料でしっかりとられます(=_=)
事務手数料というのは
融資を受けるときに
銀行へ支払う手数料です。
この事務手数料
銀行のよって金額が違います。
金額が違うって
多少銀行によってバラつきがあるもんじゃない??
ってレベルじゃないほど違います。
大きく分けると
一定額の銀行と
融資額の2%の銀行とに
分かれます。
一定額の場合は
3万円から10万円程度ですし
融資額の2%の場合は
当然融資額によって変わってきます。
例えば4000万円の住宅ローンの場合
その2%ですから
80万円になります。
片や3万円
もう片や80万円
結構なレベルの違いですよね。
さあここからがポイントです。
保証料と事務手数料の関係ですが
保証料0円=事務手数料2%
保証料がかかる=事務手数料一定額
といった関係が多くの銀行で
成り立ちます。
例に出してきました
住宅ローン4000万円の場合で見てみると
保証料0円=事務手数料80万円
保証料80万円=事務手数料3万円
※この場合の保証料は概算です
となります。
つまり
『 保証料0円 』といわれると
とってもお得に感じますが
その分事務手数料がたくさん掛かるので
保証料と事務手数料を合わせると
その金額は
保証料がかかる銀行と
あんまり変わらない
と言うことになるんです。
もちろん
先ほどの図式に当てはまらない
お得な銀行もありますが
大切なのは
『 保証料0円 』に惑わされず
いろんな視点から
お客様に合った銀行を選ぶ
ということですね。
お得な銀行で借り換えできた時
どれぐらいメリットあるの??
実際どこの銀行がいいの??
なんてお感じならば
まずはメリット額を診断してみましょう(*^_^*)
お客様におすすめの3つの条件で
借り換えシミュレーションを作成します。
借り換えシミュレーションをご希望なら
住宅ローン診断士 橘和門