【住宅ローン】延滞したらどうなる?ー⑤
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代表の望月です。
さて、既に連載5回目となる【住宅ローン】延滞したらどうなる?-⑤を書きます。
過去の連載はこちら↓
今回は任意売却についての話です。
住宅ローンを延滞すると、最終的には売却となってしまいます。
売却には「競売」と「任売売却」の2つがあります。
この2つの違いは、競売は裁判所を通じて、広く一般に売りに出す方法です。
任意売却は、任意で個別に買いたい方に売る方法です。
競売の場合は、落札者が決まれば自動的に終了します。
任意売却の場合は、全ての抵当権者の同意が必要になります。
(競売の場合は同意は不要)
競売よりも任意売却の方が高い価格で売れる可能性があります。
ですので、オーバーローンの場合(不動産価格<ローン残高)は
任意売却で処理した方が、売却後のローン残高が少なくなります。
ただ、現実問題として、競売で処理しようが、任意売却で処理しようが
残ったローン残高は数百万円から1000万円以上残る方が多いです。
そうなると、200~300万円高く売れたところで
多額の借金が残ることには変わはありません。
なら、競売も任意売却でもあまり変わらないと思うかもしれませんが
やはり任意売却の方がメリットがあるのです。
それは何かというと「引越代」です。
任意売却で処理した場合、「引越代」が出る場合があります。
引越代は30万円から50万円ほどかかります。
引越先の敷金・礼金・仲介手数料等の費用もかかります。
ただでさえ厳しい家計状況ですのでこれらの出費は大変だと思います。
任意売却で処理すれば、引越代として数十万円貰える可能性があります。
少しでも高く売れ、かつ、引越代も貰えるなら
競売よりも任意売却で処理した方が合理的です。
任意売却で処理した後の話ですが
数百万円~1000万円近くのローン残高が残ったとします。
とても一括で払える金額ではありません。
引越先の家賃もかかりますので従来通りの返済もできません。
できたとしても、1~2万円程度の返済しかできないと思います。
債権者もそれは承知しております。
ですので、残ったローンは超長期の分割返済の交渉を債権者とします。
不動産売却後のローンは一定期間経過するとサービサーという
債権管理回収の専門会社に債権譲渡される場合があります。
次回はサービサーに債権譲渡された場合についてを書きます。
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