“ブラックリスト”って自分で確認できるの??
さて
“わかりやすい住宅ローンのはなし”
今回は
俗にいう“ブラックリスト”について
住宅ローンのコンサルティングをしていると
住宅ローンの審査に落ちてしまった・・・
なんて方からもご相談をいただきます。
審査に落ちてしまった理由は様々ですが
“何か心当たりはありますか?”
なんてお伺いすると
中には
“私ブラックリストに載ってるんです”
なんてお答えをされる方もいます。
過去に延滞などの金融事故を起こされ
クレジットカードや住宅ローンを組めない方を
通称“ブラック”と呼び
その方をまとめてリストにしたものを
“ブラックリスト”と呼んでいるようですが
このよく聞く“ブラックリスト”
もちろん俗称で本当は存在しないんです。
存在しないのであれば
一体何を“ブラックリスト”と称しているのでしょうか??
それは
個人信用情報と言って
個人信用情報機関が取りまとめている
個人のお借入れや返済の履歴の情報のことなんです。
なので
クレジットカードをお持ちの方や
スマホや家電製品を分割で購入された方
住宅ローンにかかわらずローンをお持ちの方は
間違いなくその情報機関に登録されており
住宅ローンの融資の際は
銀行は必ずその情報を確認しています。
そのため個人信用情報の中に
銀行が融資を渋る情報が記載されていると
融資を受けられませんので
俗にいう“ブラック”という状態ということになります。
なので住宅ローンの審査に落ちてしまって
何やら過去に延滞を繰り返したことがあるなんて方は
もしかしたら個人信用情報に銀行が融資を渋る情報が記載されているのかもしれません。
この個人信用情報本人であれば
情報の開示を請求することができます。
住宅ローンの審査で銀行が確認する
個人信用情報機関は以下の3つになりますので
気になる方はご自身で開示請求を行うのも
住宅ローンお借入れの第一歩です。
①KSC(全国銀行個人情報センター)
https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/
②CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)
③JICC(株式会社 日本指定信用情報機構)
それぞれの情報機関のホームページから
「自分の信用情報を確認する」もしくは「本人開示」などから
個人信用情報を取得することができますよ。
住宅の購入を考えているけど
銀行の審査に落ちてしまったなんて方
ご相談はお気軽に。。。
住宅ローン診断士 橘和門