英、EU離脱で長期金利最低!
英、EU離脱で長期金利最低!
英国のEU離脱の影響で、世界中の金融市場が大混乱となってます。
しばらくは、先行き不透明感により、お金は安全資産に逃げます。
これらの影響で、長期金利が最低を更新中です。
※長期金利が下がると、住宅ローンの固定金利が下がります。
今年に入ってからの長期国債の利回りの推移をまとめてみました。
10年物国債は、▲0.2%です。 20年と30年の利回りの急低下がすごいです。
利回りが下がるということは、価格が高騰しているということです。
長期国債は、銀行や保険会社が主な買い手です。
英、EU離脱による世界経済の混乱から、お金は安全資産に逃げます。
それでも、少しでも利回りの高い投資商品を求めます。
その結果、超長期債の20年や30年物に買いが集中した為、利回りが急低下したという経緯です。
もう少しさかのぼって、長期国債の利回りの推移を見てみましょう。
下記は、1年前、3年前、5年前、10年前の10年債、20年債、30債の利回りです。
この利回りの下落(価格の高騰)を見て下さい。
7月の固定金利(フラット)は、過去最低を更新すると予想されます。
変動金利の指標となる「無担保コールレートO/N物」もマイナス金利が続いてます。
- 平均 -0.062%
- 最高 -0.030%
- 最低 -0.085%
変動金利は既に底と言われてますが、固定金利の低下圧力がかかれば、更に下がる可能性もあります。
また、為替が急激に円高に振れている為、7月に追加緩和が実施されるのでは?という憶測も出てます。
追加緩和が実施されると、更に金利引き下げ圧力がかかります。
引き続き、金利の動向を注視して行きたいと思います。