住宅ローン金利 10月上昇!
住宅ローン金利 10月上昇!
10月のフラット35の金利
☑20年以下 → 1.32%(前月比+0.01%)
☑21年以上 → 1.59%(前月比+0.05)
固定金利の指標となる9月の10年物国債は比較的、低位安定していたイメージがありました。
ですので、10月度の金利は前月比±0か、少し下がるのでは?と予想してましたが、裏切られた感じです。
10月に入っても、10年物国債は0.3%前半で低位安定しています(10/6現在)。
9月は米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げが見送られました。
世界中が米国の利上げに注目しております。
米国は比較的経済指標は好調ですが、中国の予想以上の景気減退などの不安要因もあり、世界経済に与えるショックが大きいとみて、ひとまず見送りという判断をしたようです。
米国が利上げをすると、新興国に流れていたお金が一気に米国に逆流し始めます。
株式を含む世界中の様々な金融商品の資金も大移動が始まります。
これらの影響で、ただでさえ中国景気減退で厳しい新興国経済は、更にダメージを受けるリスクを抱えております。
さて、我が国「日本」ですが・・・
量的緩和の解除はいつ頃になるのでしょう?
日銀は物価2%達成するまで、金融緩和を継続すると宣言してます。
物価2%達成時期について、当初2015年度だったのが、2016年度前半に後ずれしました。
原油価格の下落によって、更に後ずれする可能性が高いとの予想に変わってますので、2016年度後半か2017年度前半でしょうか?
しかし、2017年4月は消費税10%への増税が控えてます。
増税で消費は落ち込む可能性は高いので、その回復を待つとなると、2017年度後半か2018年前半まで後ずれするのでしょうか。
金融緩和が長期化すると、住宅ローン金利も低位安定しますので、今借りる人や今借りている人には朗報です。
ところが、未だに高い時期に住宅ローンを借りている人は、この空前絶後の低金利の恩恵を全く受けてません。
固定金利でまだ3%台で借りたままの人もかなりおります。
「私は固定金利で借りているから関係ない」という誤った認識の人が多いです。
フラットの固定金利から、フラットの固定金利への借り換えもできることを知らないのです。
知り合いや親族にそういった勘違いをしている方がおりましたら、教えてあげて下さい。