連帯保証人と物上保証人の違いって!?
皆さん
こんにちは!こんばんは!
JMPパートナーズの吉田です。
前回は、月初めの更新という事で3月の金利について書きましたが!
今回はその前に書いていた連帯債務と連帯保証の違いの延長で
連帯保証人と物上保証人の違いについてお話したいと思います。
はい!ここで皆さん!
そもそも『物上保証人』って何かご存知ですか?
ご存じない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
物上保証人とは
保証する範囲が担保提供した不動産までしか及ばず
仮に債務者の方の支払いが滞ってしまったとしても
物上保証人の方が負担しなければならない責任は、
あくまで担保提供している不動産の範囲内で済みます。
つまりどういう事かというと
①債務者の支払いが滞る
②不動産を清算する事により得た金銭で、ローンの一部を返済
③残ってしまった負債について
債務者および連帯債務者または連帯保証人は残った負債を支払う義務があるが
物上保証人は、不動産を処分後までの残債については支払う義務がない
というものです。
連帯保証人と物上保証人の違いを比較してみると
連帯保証人
・責任は債務者とほとんど同じ
・不動産を売却したが、負債が残ってしまった場合、残債についても完済するまで支払っていくか、債務免除の手続き(自己破産)をしなければなりません。
物上保証人
・あくまで責任は、担保提供している不動産まで
・不動産を売却したが、負債が残ってしまった場合でも、残債については支払う義務を負わないので無理に支払いを続けていったり、法的整理を行う必要まではございません。
比較してみると分かりますが
まず、ご自宅から退去しなければならない点は一緒です。
ですが、その後の状態が違います。
前者は、不動産を売却後、5年から
債務免除の手続きを行った場合、最低でも10年間は通常の住宅ローンが組めません。
また、クレジットカードや携帯端末の分割なども、最低でも5年間は利用不可です。
後者の場合、
ご自宅を退去しなければならないのは、一緒ですが
個人信用情報に傷がついていない状態ですので
クレジットカードの作成および利用や分割払いでのショッピングなど、通常通り行えます。
現金払いに制限されることなく、クレジットを利用できるという点は
日常生活において、非常にメリットではないでしょうか?
これは、あくまで
万が一支払いが滞ってしまった場合における対応の違いです。
本来は支払いが滞ることなく払い終えるのが一番ですよね?
ただ、ローンを組んだ当初の計画とは相違が出てしまい
支払いが厳しくなるのは仕方ないかたもいらっしゃるかと存じます。
そういった方におすすめしたいのは
支払いがキツくなる前にご相談をして頂く事です。
住宅ローンの借り換えを利用すれば
お得に返済計画の見直しが出来る可能性があります。
ただ、もちろん銀行の審査がありますので
クレジットカードのリボ払いなどを利用してなんとか回している方や
遅れ遅れで支払っている方は、金融機関の審査に通りづらくなってしまいますので
何か不測の事態で
支払いが厳しくなりそう・あと数か月のうちに遅れてしまってもおかしくない方
遅れてしまってからでは改善が出来ませんので
そうなる前に、ぜひご相談だけでもしてみてください!
JMPパートナーズ
担当:吉田