住宅ローン金利、変動型より低利に 2年固定でみずほ銀
住宅ローン金利、変動型より低利に 2年固定でみずほ銀
みずほ銀行が、8月の住宅ローンの2年固定金利を0.55%へ引き下げました。
引下げ前の0.95%から一気に0.4%のダウンです。
変動金利と固定金利が逆転現象を起こしております。
なお、変動金利は0.775%で、10年固定は1.3%です。
メガバンクは、日本国内での資金需要が相変わらず低迷しているため、海外での融資にシフトする動きが目立っておりましたが、それでもカバーできずメガバンクの決算は全行減収となっております。
国内の融資残高を伸ばすうえで、各金融機関は住宅ローンに注力しておりますが、メガバンクもなりふり構わず顧客を取りに行っている感じがします。
ただし、メガバンクの審査基準は非常にシビアです。
地方銀行や信用金庫も、金利は頑張っており、ほぼ横並びのイメージです。
しかし、審査はメガバンクと比較すると柔軟で、融資金額に差が出たりします。
しかし、この金利競争は見ていて凄いです。
ただ、2年程度の短い期間固定って何なんだろう? という個人的な意見はあります。
2年の固定期間終了後の優遇金利(店頭金利からの引下げ幅)を確認しないと、これが良いのかどうかは何とも言えません。
ちなみに、固定金利は10年物国債の影響を受けます。
今は日銀が大量に国債を買い、需給をコントロールしてますので、ある意味、日銀の管理下にあると言っても過言ではありません。
しかし、いつまでも買い続けることは不可能ですから、いずれは市場が決めることになると思います。
その時にどう金利が動くか?は誰もわかりません。
一方、変動金利は、日銀の金融政策で決定します。
固定金利(=10年物国債)の直接の影響は受けません。
景気が上向けば、日銀の政策で、金利を徐々に引き上げることになります。
それ以外では物価が上昇し始めた場合に、徐々に金利を引き上げるなどにより、インフレを調整したります。
給料が上がり、資産価値が上昇するなら、金利が上がってもまだ許せますが、それまでは金利は上げないで欲しいところです。
ちなみに、金利が上昇すれば、日本政府の借金(国債)の利払いも増加しますから、財政は悪化します。
住宅ローン金利、変動型より低利に 2年固定でみずほ銀
2014/8/1 23:50日本経済新聞みずほ銀行は1日から、当初2年の金利を固定するタイプの住宅ローンの金利を0.55%に引き下げた。当初固定型は変動型よりも金利が高いのが一般的だが、同行の変動型金利0.775%を下回る水準に優遇を拡大した。住宅ローン競争に対応し、購入直後の金利負担を軽減することで利用者を呼び込む狙いだ。
みずほ銀の2年固定型の金利は従来0.95%だった。8月からは金利優遇幅を0.4%拡大した。全期間の金利を固定するタイプの住宅ローンと組み合わせれば2年型部分の金利が0.35%まで下がる仕組みも新たに取り扱い始める。
住宅ローン金利は通常、変動型が最も低く、固定する期間が長くなるほど金利が高くなる。8月のみずほ銀の場合、変動型の0.775%に対し10年固定型は1.3%だ。
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