【住宅ローン】延滞したらどうなる?-②
住宅ローン借り換えセンター(JMPパートナーズ)代表の望月です。
私が前回書いたブログ、【住宅ローン】延滞したらどうなる?の続きです。
住宅ローンを延滞すると、強制的又は任意で売却することになり
家を失ったうえに、まだ住宅ローンが残り
賃貸住宅に引越し、家賃もかかる・・・
という踏んだり蹴ったりの状況に陥ります。
こうなる前に、いろいろと手を打つ必要があり
それは早い段階であればあるほど、選択肢が広がるという話をしました。
それについて、具体的なお話をします。
延滞が発生するということは、月次の収支がマイナスだからです。
例えば、合算で35万円の手取り収入がある夫婦がいたとします。
そのうち住宅ローンの支払が10万円
カードローンなどの支払が6万円
携帯電話等の通信費が4万円
残り15万円で水道光熱費、食費などの支出を捻出している状態です。
この状態では家計収支は間違いなく赤字です。
全てのローン返済が16万円は手取りの45%です。
最近、携帯電話もクレジットカードにより割賦販売が主流なので
実質的にローンと同じですので合計は20万円で
5割がローン返済という恐ろしい状況です。
この状況をどう打破すれば良いか?
本来、ローン返済は収入の25%~30%以下に抑えるべきですが
それは現実的ではないので35%まで抑えるプランを考えるとします。
手取り35万円に対し、35%とは12. 5万円です。
まず、カードローンを見直します。
100万円を3社で借りていたら、各2万円×3社=6万円になります。
これをまず、返済期間の長い、一つのカードローンにまとめます。
すると、3.7万円円(▲2.3万円)まで落ちます。
次に住宅ローンを見直します。
しかし、携帯電話のクレジットカードによる割賦返済は
ローンとみなされるので、このままでは住宅ローンの審査が通りません。
ここは、一時的に親族の支援を受けるか貯金があればそれを使い
携帯電話の残代金を一括返済し残高を0円にします。
すると、住宅ローン10万円、カードローン3.7万円
計13.7万円までローン返済が落ちます。
この水準でも住宅ローン返済の審査基準はギリギリで
ほとんどの金融機関では審査が通りません。
ただし、金融機関を選べば通る場合があります。
この当りの情報やノウハウが住宅ローン借り換えセンターの強みです。
住宅ローンの借り換えに成功し、月々の返済が8.8万円(▲1.2万円)
最終的に12.5万円(約35%)まで落とすことができました。
当初、20万円のローン返済から▲7.5万円も
家計収支が改善されたことになります。
月の収入を7.5万円もアップさせることは現実的ではありません。
しかし、ローン支出を抑えることで大幅な収支改善ができます。
住宅ローン借り換えセンターで過去に取り扱ったお客様で
月々15万円もの家計収支を改善したことがあります。
この時は、カードローンだけでなく
自動車ローンやソーラーローンなど
全てのローンの借り換えや組み換えをしました。
ただ、これができるのは、住宅ローンやカードローンの返済が
一度でも、1回でも延滞がない状態でなければ
そもそも借り換えの審査の土台にのりません。
ですので、ローン見直しは早い段階ですべきなのです。
次回は、既に延滞してしまっていた場合について解説していきます。
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