住宅ローンの返済に遅れがあった場合の対応策
さて
“わかりやすい住宅ローンのはなし”
今回は
「返済に遅れがあった場合の対応策」について
住宅ローン借り換えの審査には
過去1年間(銀行によっては半年間)
住宅ローンの返済に遅れがないこと
が求められます。
では借り換えを進めようと考えているのに
過去1年間に返済の遅れがあった場合は
どうすればいいのでしょうか?
ちなみに
過去1年間の返済の遅れを確認する方法については
こちら↓
「見落としがちな住宅ローン返済の遅れを簡単に確認する方法」
過去1年分の通帳を確認してみると
気づいていなかった返済の遅れがあった・・・
そんな時どうするか?
まずは遅れた回数と日数をチェックします。
遅れた理由が
“たまたま入金を忘れてしまった”場合で
1年間の中でたった1回だけで
すぐに入金して返済できていれば
まあまあ何とかなります。
給与の振込口座と
住宅ローンの返済口座が違う場合は
毎月返済額を
返済口座へ移さなければいけませんので
振り込みを忘れてしまった
忙しくて銀行へ行けなかった
15時までに手続きできなかった
などの理由で
返済が遅れてしまうこともありますよね。
そんな時は
返済当日に返済資金が
別の口座に入っていたことを証明する資料を
提出することで審査を通過できることがあります。
つまり
返済日の給与振込口座に
返済するために十分な資金が入っていれば
その通帳のコピーを審査時に一緒に提出します。
その資料を提出することで
“まあ1回ぐらいなら”といった
寛容な結果になる場合がほとんどです。
なのでそれほど心配ありません。
ただ
それが2回3回となると
“たまたま忘れてしまった“のではなく
お金にだらしないんじゃない?
ホントは返済能力ないんじゃない?
なんて心象を与えてしまうので
別口座の通帳残高を出すだけでは
審査は厳しいものとなります。
他の審査項目でよくない心象の項目があると
総合的に判断して審査否決なんてことになりがちです。
また資金不足で毎月返済が遅れている場合
例えばローン返済日が毎月10日で
給与の支払い日が毎月20日などの場合で
給与が入らないと返済できない状況で
返済が遅れてしまっている場合は
そのままでは借り換えの審査は通りません・・・。
そんな時どうするか?
答えは一つ
なんとか1か月分の返済額を捻出して
翌月から送れないようにして
1年間の遅れのない返済の実績を積むしかありません。
1か月分の返済額は
意外なとこから捻出できることもありますので
1年かけて返済の実績を作ることから始めるのも
とっても重要です。
“まずは1か月分の返済額を捻出したい”
そうお考えの方は
家計の収支の確認から行っていきましょうw
ご相談は気軽に。。。
住宅ローン診断士 橘和門