金利上昇の足音!?
住宅ローン借り換えセンター代表の望月です。
前回の私の書いたブログでは
「2018年中は金利は現状維持」と書きました。
しかし、一部のエコノミストの間では年後半あたりから
日銀が長期金利の誘導目標(現在は0%程度が目標)を引き上げる
という予測も出てます。
ところで、最近、新聞等でも出てくる以下の2つの言葉、ご存知ですか?
☑ステルス・テーパリング
☑リバーサル・レート
現在の日本市況と日銀の金融政策を前提に説明します。
☑ステルス・テーパリング
中央銀行(日銀)が密かに量的緩和を縮小することです。
日銀は当面、金融緩和は現状維持の方針と表面上はいいながら
実際には国債買入額を縮小してます。
これが「密かに」量的緩和を「縮小」しているというものです。
この影響から、投資家が「日銀が緩和解除に動くのでは」
という思惑が働き、直近で円高が進みました。
前回のブログでも書きましたが、国内の金融政策とは別に
今後、国外からの何らかの金利上昇外圧がかかる可能性があります。
☑リバーサル・レート
最近、日銀の黒田総裁が講演の中で言及した言葉です。
どんな意味かというと
一定水準まで金利を下げすぎると、その影響で金融仲介機能が阻害され
かえって金融緩和の効果が反転する可能性がある
という考え方です。
正に日本の銀行は、日銀の金融緩和政策の影響から
本業の収益が悪化しリストラや合併の話が連日出てきてます。
もう少し、かみ砕いて説明すると
金融緩和でお金を動かし、経済を活性化しようとしているのに
お金の仲介役である金融機関の首を絞めてしまっていることで
かえってお金が動かない状態に陥っているのではないか?
と言っているわけです。
☑ステルス・テーパリング
☑リバーサル・レート
この二つのキーワードから
「日銀は金融緩和解除に向けて準備段階に入った」
と一部のエコノミストは予想してます。
現在、世界的に好景気に恵まれ株高が続いてます。
株価の調子がよいため、リスク資産へお金が動き始めてます。
例えば、商品先物や原油です。
価格が上がってきてます。
金融緩和によって、世界中にじゃぶじゃぶに溜まったお金が
どこに、どれだけ動くかで、経済の流れは一気に大きく変わります。
それによって、金利も大きな影響を受けます。
引き続き、お金の流れをみつつ、日銀の金融政策の動向を
注意深く見ていきたいと思います。
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年が明けたと思ったら、もう月中です。
そろそろ休みボケも解消され、住宅ローン借り換えセンターも
年度末への商戦に向けて全力疾走体制に入りました。
銀行も年度末の決算に向けて臨戦態勢に入ります。
数字目標のプレッシャーもかかりますので
比較的審査が緩和される場合があります。
過去にチャレンジして審査に落ちてしまった方は
ぜひ、再チャレンジしてみて下さい。
住宅ローン借り換えセンター 望月