アパートは売却時にローン審査が通りやすい物件を購入

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住宅ローン借り換えセンターアパートローン相談センターの望月です。

 

私が毎月執筆している「家主と地主」という月刊誌のコラム

「知っておきたい融資の注意ポイント」について

過去の分も含めて順番にご紹介させて頂きます。

※少し古い記事も含まれておりますがご容赦下さい。

 

 

出口を考え売却時にローン審査が通りやすい物件を建築(購入)建物の構造、耐用年数、建物の規模・価格を選定する

 このコーナーでは、「住宅ローン診断士」という立場から、アパートローンに関連したテーマを中心として連載を展開しています。「住宅ローン診断士」というのは、不動産ローンに関するコンサルや提案に携わる専門資格者のことをいいます。

 アパート経営は空室率を下げ安定収益を上げることが大前提となりますが、それ以外にキャッシュフローを改善するための節税対策も重要となります。

またローンでアパートを購入した場合は借入金利も大きなコストとなり、元金返済部分はキャッシュフローに大きく影響します。

  将来の相続税対策を目的に更地にアパートを建築し、更に借り入れすることで大きな節税効果を発揮することはご存じの方は多いと思われます。

ただし、主に相続税対策を目的としたアパート建築であったとしても、きちんと出口戦略まで見据えておく必要があります。

ここでいう出口戦略とは、中長期保有を前提としつつも、相続発生時には売却により財産分与する可能性や、買い替えによる資産の入れ替えの可能性も想定しておくべきという意味です。

 出口戦略を見据えるとは、具体的には良い値段で買い手がすぐに見つかるアパートを建てる(または買う)とい可能性が高くなります。

ですので、買い手候補者を増やすにはどうすれば良いか?どういう物件が良いのか?という点を考慮しておかなければならないということになります。

 一般的に、中古アパートを購入される方は、現金一括で購入するよりも、ローンで購入する方が圧倒的に数は多いです。

しかし、売却時のアパートの状態によりローン審査が通りやすいかどうかが変わってきます。

買い手候補者が数多く存在しても、ローンが通りにくいアパートの場合は容易には成約に至りません。

ということは、売却時にローン審査が通りやすいアパートを建てる(または買う)ことが重要となってきます。

 買い手候補者が中古アパートの購入資金を金融機関で借りようとする場合において、審査に大きく影響を及ぼすのが、建物の構造と耐用年数です。金融機関は原則、建物の残りの耐用年数(耐用年数 │築年数)までの期間しか融資しません。

これは土地の評価がどれだけ高くとも、アパートローンの場合、融資期間は建物に左右されるということを意味します。

 例外的に耐用年数を超えて融資する金融機関もありますが、そういった金融機関はごくわずかしかありません。

建物の構造別の耐用年数ですが、木造であれば22年、鉄骨造(4㎜超)であれば47年、鉄筋コンクリートであれば年というように、構造別に耐用年数に合わせてローンの返済期間が変わります。

例えば、築10年経過した木造アパートを購入しようとする場合、10年程度の返済期間でしかローンを組むことができないということになります。 

少し話がそれますが、耐用年数=建物の使用可能年数の目安ではありますが実際の建物の寿命ではありません。

耐用年数は減価償却のための年数として使用されておりますが、実際は耐用年数を超えても建物は使用できます。木造であっても定期的な修繕工事を行うことで40〜50年もつ建物も多く存在します。

しかし、金融機関の審査基準が耐用年数に合わせて画一的に決められており、個別に建物を見て残存価値を評価するということをほとんどしません。

この耐用年数の問題は、中古住宅市場の活性化を目的に政府でも見直ししようという機運は高まってきておりますが、制度変更にはまだ相当な時間がかかるものと思われます。

ですので、もし将来、出口戦略として売却を想定しておく場合は、売却時の残りの耐用年数を考慮にいれておく必要があります。

 木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造のいずれが良いかは売却する時期によります。

ある程度、予算に余裕がある場合は、長期保有を前提に耐用年数の長い鉄筋コンクリート造のアパートがローンには有利に働きます。

鉄筋コンクリート造のアパートの場合、比較的規模が大きくなりますが、5億円や10億円といった大規模な建物になりますと買い手候補者が極端に減ります。買い手候補者が最も多い価格帯は2億円前後です。

これは金融機関がアパートローンを融資する上で比較的審査が通りやすい金額だからです。

このように、アパートを建築したり、購入する場合において、将来の出口戦略も想定したうえで、構造や建物の規模(価格)の選定する必要があります。

 

参考文献

「望月保秀,「出口を考え売却時にローン審査が通りやすい物件を建築(購入)建物の構造、耐用年数、建物の規模・価格を選定する」,『家主と地主』2015年3月 Vol53(91)」

 

アパートを購入する際、アパートローンが借りやすい物件かどうかは非常に重要です。

借りやすい物件=売りやすい物件とも言えます。

 

現金でしか買えない(ローンが組めない)物件は、

売るときも同じく現金で買える人にしか売れないということになります。

 

しかし、アパートを購入する方のほとんどはローンで購入します。

現金を持っていても、あえてローンで購入するケースがほとんどです。

 

不思議に思う方もいるかもしれませんが、

ローンを利用した方が自己資金が少なくて済みます。

自己資金の投下額に対して、ローンによるレバレッジがきき、

自己資金に対する投資効率が高まるからです。

 

 

ローンが借りやすい物件とは、

・地域(大都市圏)

・土地建物の評価額が高い

・建物の残法定耐用年数が長く残っている

という点が重要なポイントになります。

 

 

こういう物件は誰もが欲しがります。

ですので、購入するにも足が速いです。

迅速な判断をし、すぐに金融機関を手配しなければ買いたくともなかなか買えないのが実情です。

 

 

住宅ローン借り換えセンターアパートローン相談センターの望月です。

 

私が毎月執筆している「家主と地主」という月刊誌のコラム

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