借り換えで家計収支改善(裏技)

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住宅ローン借り換えセンターです。

超低金利が長く続き、借り換えニーズも一巡した感があります。

最近の相談で多いのは、カードローンや自動車ローンなども住宅ローンにまとめられないか?というケースです。

 

 

リフォームローンやソーラーローンなど、住宅に関連するローンに関しては、住宅ローンにまとめることができる金融機関は多いです。

しかし、カードローンや自動車ローンなど、住宅とは関係ないローンを、住宅ローンにまとめることができるか?というと、通常は無理です。

 

 

ただ、地域によっては、住宅ローン+何でも含められるというフリーローン枠を設けている金融機関もあります。

住宅ローン金利と同じか、少しだけ高い金利で、住宅ローンの同じ返済期間で借り換えできる為、これができると大きく家計収支が改善できることになります。

 

 

200万円のカードローンの月々返済額は30,000円(元金と利息)程度です。

これが金利も大幅に下がったうえで返済期間も伸びるので、月々8,000円前後に落ちることになります。

家計収支は、20,000円ほど改善できる可能性があります。

ただ、対応できる金融機関は極僅かで、しかも地域限定なので、当てはまる人とそうでない人が出てしまいます。

 

 

 

方法は少し違いますが、借り換え時に返済期間を伸ばすという方法もあります。

この場合、返済期間が延びる分、余計な利息を払うことになる為、総返済額は増えるかもしれません。

しかし、月々の返済額が大きく減る為、家計収支は改善されます。

 

 

例えば・・・・

今から10年前(当時30歳)に4,000万円の住宅ローンを、金利1%35年返済で借りていたとします。

月々の返済額は113,000円です。

10年経過し(残り25年、現在40歳)、残高は3,000万円まで減っている状態です。

 

 

通常、この時点で借り換えた場合、返済期間は25年となります。

ところが、僅かではありますが、完済年齢が一定基準内に収まる場合は期間を伸ばせる金融機関があります。

仮に、同じ1%の金利で借り換えたとした場合、諸費用100万円として、3,100万円を35年返済(10年延長)で借り換えたとします。

 

 

月々返済額は87,500円まで落ちます。

113,000円-87,500円=▲25,500円も家計収支が改善できることになります。

年間で約30万円も、家計の支出が減るということです。

 

 

ただし、返済期間が伸びることで、総支払額は275万円ほど増えます。

本来は65歳で完済できるところが、75歳まで払うことになります。

 

 

ものは考えようですが、借り換え+期間延長で浮いた25,500円を同じように積み立てたとします。

35年間の積立合計は、1,071万円です。

これもすごい金額です。

 

 

さすがに浮いた金額全てを35年間積み立てるのは現実的ではありません。

そこで、15,000円だけイデコを使って60歳まで積み立てみたらどうなるか?

イデコとは、積立型の個人年金で非常に税優遇がある商品です。

 

60歳時点で、15,000円×20年=360万円の預金が貯まる計算になります。

※運用商品ですので元本の棄損リスクや利回りで増える場合もありますが、ここでは元本保証型で運用益は考えないとします。

 

イデコの素晴らしい点は、所得税・住民税の大きな節税効果がある点です。

仮に年収500万円の方なら、月々15,000円の掛金なら、20年間累計で72万円の節税効果があります。

積立元本360万円+72万円=432万円の経済効果があるということです。

 

 

期間延長によって総支払額が増えたとしても、浮いた分をイデコで積み立てるというのも、賢いやり方ではないかと思います。

 

 

 

 

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